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長野県小諸市の宗教法人「紀元会」会員(信者)ですし店経営奥野元子さん=当時(63)=が集団暴行を受けて死亡した事件で、長野地検は五日、信者の女二十一人のうち二十一−六十四歳の十五人を傷害致死罪で起訴、少女四人を傷害致死の非行事実で家裁送致した。七十代と八十代の二人は処分保留で釈放した。
二十一人は、紀元会に対する県警の強制捜査があった先月十五日に逮捕された信者。同地検は、中学生を含む少女四人に「刑事処分が相当」との意見を付した。処分保留となった二人は、暴行の程度が軽いことに加え高齢であることなどを考慮した。
同地検は、奥野さんに対する暴行について、紀元会創始者の娘で幹部の窪田康子被告(49)が主導、指示したと認定。窪田被告は、暴行は認めているが指示は否認している。ほかの二十人は窪田被告の指示で暴行したことを認めているという。
起訴状などによると、十五人はほかの信者十数人と共謀し、九月二十四日午後十一時半ごろから二十五日午前零時半ごろにかけ、小諸市の紀元会施設内で、奥野さんに殴る、けるなどの暴行を加え外傷性ショックで死亡させた。
この事件では、奥野さんの夫和宏容疑者(35)=犯人隠避教唆容疑で送検=ら家族が、自宅すし店で暴行があったように現場を偽装しており、小諸署の捜査本部は五日、これについても窪田被告の指示があったとして犯人隠避教唆の疑いで再逮捕した。容疑を否認している。
捜査本部は先月末、二十一人とは別に信者の女七人を傷害致死容疑で逮捕している。
【宗教法人紀元会集団暴行事件】 会員の奥野元子さんが9月25日、搬送先の病院で死亡し、暴行を認めた家族4人が逮捕されたが、奥野さんは紀元会施設内で複数の信者から暴行を受けていたことが判明した。家族4人も傷害致死罪や犯人隠避罪で起訴されている。紀元会は1970(昭和45)年に小諸市で設立。同会によると、神道系の宗教法人で会員は約500人。敷地内には「大和神社」が建立されている。